大使館求人

私の友人で大使館での勤務経験がある女性がいます。今はある外資系企業で働いています。同年代の男性よりも良い収入を得ているのですが、そのキッカケとなったのが大使館勤務なのだそうです。

 

正確にいえば、キャリアアップを狙って大使館の求人に募集したということなのですが、その狙い通り、大使館勤務を経て、民間企業にジャンプアップ出来たというわけです。

 

 

彼女いわく、『人によっては、大使館で働くことはキャリアアップにつながる』ということです。

 

主婦だったので、パートタイムの大使館勤務に募集したのが始まり

彼女は元々は総合職のOL。独身時代はバリバリ働いていたけど、結婚を機に退職。しばらく子育てに専念していたそうです。

 

子供が大きくなり働ける状態になったので、また仕事をしようとしたけど、ブランクがあることもあり、なかなか難しい。

 

彼女は語学が出来るので、それを活かせないかと思ったけど、思うようにみつからない。そんなときに目に留まったのが大使館の求人。

 

パートタイムの事務職だったのですが、まずは働ければOK。希望通り、語学を活かせる仕事だし、そこでキャリアを積めば、民間企業へのPRにもなるのではと考え応募、無事採用されました。

 

その後、2年間働き、そこで転職会社に登録。職場での評価が高かったこともあり、スンナリ民間外資系企業への転職に成功したということです。

 

大使館での労働条件は決して良くない

彼女曰く、大使館勤務時代の給料は決して、それほど良いわけではなかったということです。福利厚生もないのですが、それは正規採用でもそうなので、末永く働く場としては、なかなか厳しいものがあるようです。

 

ただし、仕事を通じて自分のスキルを磨くことは出来るし、他の職場ではないユニークな経験が出来るので、キャリアアップの肥やしと考えれば、すごく役立つということです。

 

特に女性の場合、大使館では男女平等に機会が提供されるし、子育てや主婦業に対する理解もあるので、働きやすい職場ということです。

 

それは、裏を返せば女性スタッフだからといって、日系企業のように責任を追及されず気楽に働けるということもなく、求められるものも大きいということですが、仕事をしたいという人にとっては、望むところかもしれないですね。

 

いずれにしても、大使館で働くというのはキャリアアップのチャンスになるということです。収入や待遇に目をつぶれば、やりがいのある職場と考えて間違いなしです。