大使館で働くためには、どんなスキルが必要なのでしょうか?
大使館というと、語学を活かせる職場というイメージが強いかもしれませんが、かといって語学さえ出来れば務まる仕事ではありません。
業務内容によって求められるスキルは違ってきますが、一人のビジネスマンとして業務を遂行する能力が必須となってくるのは間違いありません。
語学力が強みとなるわけではありません。語学が出来るのは当然のこととして、そのうえで何が出来るのかというプラスαのスキルが求められます。
このページでは、こんなスキルがあれば優遇されるというものをリストアップしてご紹介します。
大使館から評価されやすいスキル
1:コミュニケーション能力
どんな業務でも、仕事は人と人との関わり合いですから、対人コミュニケーション能力というのは絶対的に必要となってくるスキルです。
大使館で働く場合には、異文化圏の人達の輪に入っていくことになるので、より高度なコミュニケーションスキルが必須です。自分の常識とは違う考えや習慣にも柔軟に対応出来る能力がなければ務まらない仕事だと考えてください。
2:事務処理能力
事務スタッフとして勤務する場合、様々な業務を同事並行的にこなしていかなければいけない可能性が高くなります。イレギュラー的な対応が求められるケースも多く、その場その場で判断して、適切に対処していかなければいけません。
その点、一般的な事務職よりも、自己判断能力が求められると言えます。
3:営業・マーケティング
大使館の役割のなかで、自国の産業を海外に売り込むことが重要になってきており、イメージとしては商社のような感じで活動する機会が増えてきています。
そういった業務では、営業やマーケティングが出来る人材が求められることになり、こういったスキルを持っている人は有利です。
大使館関係の求人で、最近、最も伸びている業務でもあり、モノを売ることに長けている人には間口が広がっています。
ビジネスの人脈を持っているというのも、大きなPR材料になります。
たとえば、ずっと小売り関係の仕事をしてきて、スーパーやショッピングセンターのチェーン店とつながりがあるといった人であれば、オーストラリアのような農業大国で日本に対する農産物の輸出額を増やしたいといった国の大使館には高く評価されることは間違いありません。
もしかしたら、求人がなくても、自分から売り込めるかもしれないですね。
職歴を積むことが大切
ここまで読んで頂くとおわかりかもしれませんが、これまで、どんな仕事をしてきたののかというのが重要な要素になってきます。ですから、勤務経験のない新卒の大学生がいきなり、大使館の求人に応募して採用されるというのは、なかなか難しいことです。
一般企業で経験を積んで、その後転職するというのが、大使館で働くための最適ルートと考えてください。