日本大使館の求人

日本大使館の求人情報

このページにアクセスした方は、日本大使館の求人情報を探しているのかもしれませんが、本来、日本大使館がスタッフを募集するのは、極めて稀です。

 

日本大使館・領事館のスタッフというのは、外務省職員という位置づけになり、要は国家公務員です。外交官にあたる国家公務員1種、会計、通信、領事事務などの一般事務を行う国家公務員3種、通訳などの専門職にあたる外務省専門職員に分かれますが、いずれも公務員です。

 

公務員になるには、毎年1回の採用試験を受けて合格することが必須であり、外務省職員の採用は、ほぼここで決まるわけです。従って、一般的に日本大使館で求人が出されることはありません。

 

例外的に中途採用枠があるので、強いて言えば、それが求人となります。ただし、下記のページで募集要項が公開されているので、そちらを見て頂ければ分かりますが、募集されているのは課長補佐級以上の管理職、もしくは書記官級となる専門職員のみです。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/keiken/index.html

 

かなり狭き門です。

 

コック、運転手などの専門職は現地採用

 

上記以外の大使館スタッフとして考えられるコック、電気工事、営繕といった職種に関しては、基本的に現地採用です。これは現地の日本人を採用するというのではなく、その国の人を採用するという意味です。

 

現地人を採用したほうが、人件費が安く抑えられるためです。給料も現地の相場です。それでもいいということであれば、現地に住む日本人でも応募することが出来ますが、決して見入りの良い仕事とは言えないので、それでもいいかどうかよくよく考える必要があります。

 

現地の日本人が、それなりの厚遇で採用されるケースがあるとすれば、現地在住の日本人向けの領事業務を行う窓口スタッフとして採用された時です。どうしても日本人スタッフが欲しいということであれば、日本と同等の条件で採用されることもあります。

 

ただ、こういったケースだと、求人広告を出して募集する前に、関係者の友人・知人などに適任者がいないか、当たるところから探し始めることが多いので、なかなか表には情報が回らないのが現実です。

 

日本大使館で働きたければ、公務員になるのが最善の道

 

結局のところ、日本大使館の職員になりたいのであれば、外務省の職員採用試験を受けるのが最も確実なルートです。大変ではありますが、これ以外のルートは厳しいと思ってください。

 

商社や石油会社のような民間企業から出向という形で、大使館・領事館で働いている人達もいまうが、彼らもバリバリのエリートです。基本的には、大使館スタッフというのは、優秀な人達が集まる場と思ってください。

 

ですから、どんなルートを経るとしても、ビジネスマンとして一人前になるのが絶対条件です。